旧日本海軍戦没者墓地へ【マルタ島滞在記その13】

2015年冬の3か月マルタ語学留学より、徘徊の記録を抜粋しています。
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マルタに行ってきました。

2015/12/11

大戦時の日本海軍のお墓がカルカラにあると聞いて行ってみる事にしました。
bombiで東行きのバスに乗り換えまして


バスに揺られて、墓地のあるカルカラは民家が点在する丘の上。
遠くには海が見えます。

どうもバスが行き過ぎてしまったようで、徒歩で少し戻る事に。




道すがら見かけたカラフルな扉。

玄関灯にはクリスマスリース。
 
墓地の入口が見えてきました。
守衛さんや係員さんは常駐していないようす。
当時同盟にあった各国のお墓があります。

入口からまっすぐ、ほぼ突き当り。
木漏れ日の中そびえる碑。とてもきれいにされていてちょっと感動。

100年近くも前に、戦争の為にこんな遠くまでやって来たご先祖様。
争いのいい悪いは一言で言い表せないと思うけど
個人レベルではそれぞれ本当にたくさんの思いがあった事でしょう。南無。

近くにある墓石の没年はどれも若くて、それも本当に切なくなります。

人間、というか生き物の本能とか生理とかいう部分で「争い」を根絶する事は不可能だと自分は思う。
でもそれをしっかり理解した上で「どう」争うのかという事が一番大事なんじゃないかな。

20世紀と同じ形での「戦争」が起きていないから「平和」なのではない。
私たちは今も争いのただなかにあるのだと思います。

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