【対岸からボートで】バレッタ観光的一日【マルタ島滞在記その10】

2015年冬の3か月マルタ語学留学より、徘徊の記録を抜粋しています。
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マルタに行ってきました。

2015/11/20

晴れた日のスリマ散策はもやは休日の恒例。
本当に気持ちいいです。

本日は表通り沿い、Giacomo'sさんで朝ごはん。
卵とトースト、かなりシンプルです。

スリマ表から北へ抜ける小さい通りをうろうろ。

雰囲気あります。

住んでるエリアも、この辺りもですがやはり坂が多いです。
マップで見ると大した事なさそうな距離も、坂が多いと結構キツい。
そのせいか自転車はあまり見かけませんでした。
(海沿いの舗装路のロードバイクとかは除き。)

今回はスリマからフェリーでバレッタに行ってみます。
片道1.5E。

この時期は15分おきぐらいで運行。
夏のオンシーズンはもっと本数多いみたいです。

風が強いし少し寒いので私は1F室内へ。
しかしヨーロッパの方々は寒さに強いなあと。。。
みんなデッキ上がってる&11月も中なのにまだ泳いでるし、
これトルコでも思ったけど、寒くてもオープンカフェなんだよー。

乗船時間は15分ぐらい?
対岸に到着。想像以上にこじんまりした停泊所。

無造作に撒かれたカリカリ。よく見る光景。

某ドキュメンタリーの影響か、マルタ猫多い多いって聞くんだけど
やはり実感としてはそんな多いかー?って感じ。
そういう場所に行ってないだけなのかな。

こうやってよく置きエサされてるので、いるっちゃいるのですが
街中のコはあまり人懐っこくもなく、しかも薄汚れてるくせにデブいってゆう。。。
(言い過ぎ)

イスタンブールのあのコたちが懐かしい!!
【まとめ】寄り道イスタンブール5日間の旅h

かねてから気になっていたテアトルマヌエルへお邪魔してみます。

1731年に建てられたヨーロッパで3番目に古く、かつ
現在でも公演が続けられているイギリス連邦で一番古い劇場だそうです。
うわあああ雰囲気あるー!

館内見学は有料。オプションで音声ガイドもあります。(値段忘れた)

昔のアナログ舞台装置や衣装、劇場の歴史の説明や役者さんたちの写真、古いチラシやポスターがおいてあります。
日本でもおなじみの海の音を再現するアレとか、風の音を再現するアレとかを、実際に触れます。

雨音を再現する大きな筒は初めて見ました。
身長より高い筒をひっくり返すと、バタバタバタッと降り出した大粒の雨音が。
本当にそういう音するの、感動ー!

小さいながら隅々まで、凝った装飾の劇場内。
18世紀からここで公演が繰り返されているのです。

18世紀にヨーロッパの人々が集った劇場という限られたこの空間に
今自分がいるんだと思うととても不思議な気持ち。。。

PA席に陣取るミキサー。21世紀の今も現役ですよの証。

2F席へも上がらせていただきました。
桟敷席から見下ろす劇場。



※後日談

テアトルマヌエルでは今でも定期的に公演が行われています。
で、滞在中に絶対行ってみたい、と思ってネットでチケット用意したんですが、
当日腹痛で断念という悲しい結果に。
(何かコーラスグループの公演だったと)

いつかリベンジしたいと思います。。。



劇場を後にしてお昼ご飯。

グランドマスターパレス前の公園に面した、おしゃれなカフェレストランにて。
お約束の1パイントciskと魚介のパスタ。

ペスカトーレぽいんかなーと思ったら、結構なクリーム系スープ。
ムール貝、あさり、海老。香草とガーリック。おいしいー。

こちらなんにでもパンはついてくるんだけど、パスタにパンってなあ。
この炭水化物祭、万年ダイエッターにはちょっと試練。
(出てきたら結局平らげてしまうので。。。)

食後の散策。
かわいいいお店に

かわいい看板。
ベストラビット。そう、うさぎはマルタの名物料理です。
スーパーにもずるむけが肉屋でまるまる売られてます。

沖縄の市場の床に転がってる豚の頭とか
フィリピンで見たトラックに無造作に積まれたバラバラの牛とか
各地でショッキングな光景は目にしますが、こちらもなかなかのインパクトでした。。。

マルタ国立考古学博物館へ。
先日の映画でも紹介されていた、古い時代の色々が展示されてます。
とにかく古い歴史を持つ、という事はわかる。。。

ふくよかである事は豊かさの象徴なのかもしれません。きっと万国共通。

ハル・サフリエニの地下墓墳、模型。

階段上がった角に無造作に置かれていた真実のアレ的な何か。
噛みつかれるっていうより、飲みすぎ介助な雰囲気がしなくもない。。。

歴史とか考古学とか地質学とか、興味のある人はもっと楽しめると思います。

人が人を始めた証拠探し、大事件のピース集めみたいな感覚なんでしょうか。
無学な私は残ってる事実とか、探す人の熱意とかに少しときめくー。

地政学という言葉は国家に対して使うものだそうですが、
国民性を話題にする時に、その土台に「地政」がある事は明白だと思うのです。

イイとか悪いとか言えるのはあくまでも「同じ物差し」を持ってる集団の中での話。
国民性を育んだ地政に目を向けたら、もう少し違う見方があるんじゃないのかなとか

対岸を眺めながらもんやりと、小さな島国の波乱の歴史に故郷を重ねてみたりです。(大袈裟)

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