旋回舞踊・セマーを鑑賞【イスタンブール訪問その7】

旅に出た時にやはり気になるのはその土地の音楽やダンス。

トルコと言えばやっぱりベリーダンス。とりあえずこれは外せないとして、
もう一つ、ガイドブックを見て気になっていたのが「セマー」。
白い衣装でくるくるくるくる回る、旋回舞踊(?)です。

あれー、これどっかで見たような・・・?と思ったらコレでした。↓


実際には踊りというか宗教行為。メヴレヴィー教団のお祈りだそうです。

「回転は宇宙の運行を表し、回転することで、神との一体を図るというものである。」(by wikipedia)

よーしせっかくだから見に行ってみよう。
ガラタ古楽器博物館でも観られるそうなのですが、曜日が合わずこちらは断念。
VELTRAでホジャパシャでのショーを予約する事に。ワンドリンク付23.2EUROでした。

ちなみ現地ツアーにいきなり参加したい時はよくお世話になっているVELTRA。
基本トラブルは現地対応だと思ってますが、今の所大きな問題はありません。
VELTRA_wakuwaku

現地の事がよくわかってるなら現地代理店とか、ホテルとか、施設直接購入とかもあると思うのですが、
まず「何を扱ってるのか」からわかんないからなあ。
検索ついでにパパッと予約。ネット支払い。だって楽ちんなんだもん。

ブルーモスクの広場前から通りへ出て、トラムに揺られてSultanahmetの駅からSirkeciへ。
ホジャパシャの会場へはここから歩いておよそ5分との事。

気軽に入れそうなロカンタがたくさんあります。

スイーツ屋さんもいっぱい。
この揚げ菓子はトゥルンバというやつだと思います。ただのチュロスかと思いきや。。。(後述

ロクムとヌガー。ディスプレイがかわいいー。

海の方まで歩いてみる。うーん。サバサンドと潮の香り。
この雑多な港の感じ、ちょっと横浜ぽいかも。。。

時間になりました。入場ー。

2Fの待合に上がってコーヒーいただきます。人みっしり。

観覧席は撮影禁止。そんなに広くないな、という印象。

中央に踊り手さん用円形ステージ、およそ直径7~8m?
それを囲むように客席が配置されてます。
入口右側にはちょっと雛壇な楽隊さん用ステージ。

楽隊さんの演奏、歌に続き踊り手さんが現れます。
壁には経典の言葉が節ごとに映し出されます。

それにしても回る回る、もう心配になるぐらいずっと回ってます。
幻想的な照明の中、踊り手さんストイックに回り続ける。

向かいの子供が退屈そう。で、騒ぎださないか親御さんが心配そう。
奥さんに連れられてきたらしい若い男性もちょっとぼんやり。
単調なだけに興味がないともしかしたら辛いかもなー・・・

個人的には見てよかったです。
めっちゃカンドーとかいうより、静かに暖かくなる感じ。

人間には信仰が必要だと改めて思います。
何を信じる、信じない、じゃなくて、
まずは自分たちを包括している大きな「何か」を認める事なんだと思う。

宇宙に回らないものはない。セマーは回転することで、神との一体を図るお祈りの方法。
自分たち日本人は回るとゆったら、生命の輪廻のような事も思い浮かびますが、イスラム教にそういう概念はあるのかな。
お酒呑みすぎても色々回転しますよね。(惑 


画像from wikipedia

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