町のホテル・ロカンタで敗北【イスタンブール訪問その13】

マルタへのフライト時間が少し早い為、空港近くのホテルへ移動の日。
Oba Hotel最後の朝も静かな朝食会場でまったり。

大荷物の為タクシーも考えたのですが、変なところで警戒心が強いもので、知らない人と車内二人きりとかなんだかな。
結局行き同様石畳の上スーツケースをすごい音で転がしながらトラム乗り場まで移動。

停車場に到着、と・・・あっ・・・見覚えのあるいけめん。。。

イケ「来なかったね。」
ワレ「・・・あはは・・・」

例の絨毯屋の彼です。
このあたりが彼の猟場なんだな。まさかまた会うと思わなかった。

イケ「君は僕が嫌いなんだ・・・」

甘い声、切なそうな瞳。

これがアレか! これが例の・・・

アレか!!
(ドレだ)

私クールに笑って立ち去るつもりが、やはりかなり動転していたようで、まさかのトラム逆方向~!!
次の駅で慌ててUターンしました。。。///


※2018年9月追記

この記事をお引越しするにあたり、件の被害者さんサイトで体験談を読ませていただきました。

絨毯屋さんの一件を私は上記のように、旅先の出来事としてかるーくお伝えしていたのですが、
「日本人の彼女」「日本語が堪能な親戚」「お食事に招待」「君は僕に興味がないんだ」「もし買うならどっちが好き?」という一連の会話全てが被害者さんサイトのある記事内容と一致している事にビックリ。
結果性被害にあってしまった彼女とあっけらかんと帰ってきた私の違いはなんだったんだろう。。。

理由はいくつかあると思うのですが、その中でも「年齢」が結構大きかったんじゃないかと思います。
さすがに自分の親ほどの年齢の相手にそこまでの営業努力(いわゆる枕)はできないと感じたんだろうなと。
(枕というか。。。お客の温度感によっては暴行からの脅迫になるのかもしれませんが)

若い女性は本当に本当に気をつけて!

私が海外一人旅を始めたのはとうに40を過ぎてからの事で、最大の理由は「自分が異性を惹きつけるほど若くなく、まだ体力的に他人様に迷惑をかけずに済む」年齢であるという事でした。
そうでなければ若い女性が一人で行動してたら、例え日本であってもある種のお誘いはどうしても絶えないからです。
自分のようなガリガリのおかめでもそうなので、美人さんはもっと大変です。

旅行を売りたい人とか、本を売りたい人とかは昨今どんどん女子一人旅を応援してて、そんなメディアの情報を見ている一般の意識もどんどんそれに対して肯定的になってきてると思います。
(一昔前なら観光目的の女子おひとり様って、結構ネガティブなイメージあったと思うのですが。)

その中にはショッキングな体験を面白おかしく紹介している物もあったりします。
一歩間違ったら本当に笑えないような体験ですが、本の中では「笑える」ようにしか表現していません。
それはそういうコンセプトの元作られた「売れる為の本」だからですよね。
(著者さんはともかく出版社はそうです)

そしてその旅の「面白おかしい冒険談」の印象だけが読んだ人の記憶に残る。
それは特に書き手さんと同世代、同性ならなおさら「私だって!」と思うその好奇心と冒険心に火をつけます。

絨毯屋さんの件とは直接関係ないかもしれないけど、そういう情報とイメージを鵜呑みのする事が「危険」を判断する諸々の意識レベルを下げているのかなともちょっと感じるのです。

大基本ではあるけれど、男性と二人きりになるシチュエーションは極力避けた方がいいと思います。
(実は自分が旅先でタクシーを使いたがらない理由の一つにコレもあります。)
一人旅、でも人がたくさんいる、人の目がある場所で過ごすのが結果一番安全。

女性が何かの被害に巻き込まれた時、特に性被害なんかは裁判買った負けたお金が戻った戻らなかったじゃないもんね。
しわくちゃになったってその屈辱と嫌悪からは一生逃れられないよ。

以上真面目な老婆心です。失礼しました。



さて。
来た時同様トラムにてゼイティヌンブルグまで。
更にメトロに乗り換えてAtaköy-Şirinevlerまで。(読めない・・・)
駅前らしい雑多な感じです。
エレベーターが探せなくてスーツケースで階段を降りる羽目に。
見かねたムスリムのお姉さんが助けてくれました。ありがとう~!!

そうなの、街で出会う人は基本懐こいというか優しいんです、みんな。
特に有名な話ですが、トルコではエルトゥールル号のお話が教科書にも載っているそうで、(今でもかどうかは不明)「日本人」っていうだけで喜んでくれるお父さんたちも結構いるんですね。
私も何度か「おおージャパニーズ!!」ってものすごく嬉しそうに言われました。

エルトゥールル号遭難事件

だからどうしても絨毯屋さんだけが極悪人のようにも思えないんですよね。。。
なんというかその。。。ただ押しの強いホスト紛いの営業マンなんて日本にもゴロゴロいると思うし、そういう輩に対しては皆さんバカじゃないって断ってると思うんです。
ゆうたら同じ事、外国でもできなくはないと思うのですが。。。
(むしろ外国だからこそ)

うーん結局被害にあってない私にはわからないのかな。。。

お宿はホワイトパレスホテル
パレスというよりわかりやすく街中ビジホです。

周囲にはスーパーとか

ネカフェとか。

お宿は駅から徒歩5,6分。エアコン、wifi他、普通に快適でした。
ただ気のせいでなければ、Google mapの検索結果と場所が微妙にズレてます。
実は結構探した。。。よかった、見つかって。。。


荷物を降ろして昼食を取るため近所のロカンタリベンジ。
うーん。。。しかしなかなか・・・色々上手くいかない。。。
扉を開けて案内されるのかどうかを、ついうかがってしまうのは日本のファミレスとかの癖だよなあ。


とりあえずショーケースから「これ」までは言えたのですが
その後促されるままにピラフとか頼んで、えーと・・・
肉しか見てなかったら結構じゃがいも多かった。
そういえばパンは無料でついてくるんだった。
ピラフ食べきれないでしょ、絶対。
そしてサラダはほうれん草だと思ったらきゅうりの方だった。。。

いや、おいしかったんですけどね。ううう修行不足。。。

お会計は26TL。思ったよりはお安くて安心していたら

「僕のチップは入ってないからねッ」

。。。

やかましいわ!!

必ずしもチップの習慣がない国でも、こういう催促があるというのは聞き及んではいたものの、実際耳にするとやっぱ不快ですね。
それどうしても言わなきゃダメなんかなあ

元々チップのシステムが好きじゃない事もありわからないふりしました。
お店自体は明るくて入りやすくてお安いです。利用法熟知して再チャレンジしたいと思います。。。
←トルコのダンスでディナーショー【イスタンブール訪問記録その12】

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